おひるねびより

乙女ゲームについて気まぐれに。

蝶の毒 華の鎖 感想

 

 

ネタバレ注意〜〜!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共通+斯波(初見感想)

名作と名高い蝶毒ついにやってみました〜。色々と恋愛面やサスペンス面でも濃密で面白いのですが疲れる。疲れるけれど面白い。そんな感覚に陥り斯波ルート中盤までは食指が動かないので時間掛かりました。お父さまが殺されるまでが意外と長かった。この作品やってなんか私って恋愛面薄い作品が好きなのかな?って思った。今まで意識したことなかったけど。蝶毒は濃密すぎて溺れそうでしたがでも面白いしとても良作だと思う。決してボリュームがあるわけではないけれどしっかりと凝縮された文章というか。恋愛面も丁寧で元々PC18禁ゲームなので官能シーンとかもあったと思うのですがそっちも見たいぐらい。そういったシーン苦手なのですが蝶毒は描写上手そうだしドキドキさせてくれそう。昔蝶毒気になってた時にネタバレブログをさらっと読んでうろ覚えなのもあり、多分読んでなくても攻略制限で察してたと思うけど犯人はきっと真島だと思うのですよ。そこはわかってますがその背景はわからない(覚えてないだけかも)ですのでこれからのプレイが楽しみです。そんなこんなで斯波さんですがキャラがめっちゃ良かった。普段自分自身で萌えることはほぼなくカプ萌えが多いのですがこの人は男としてキュンときました。現実にこういう男性がいたら惹かれるのもモテるのもすごくわかる。普段は自信家で強引なのですがたまに見せる子犬のような寂しい目、秘められた優しさや切なさ。うーん、言葉で表す以上に深いキャラだった。それにしても百合子ちゃんの拒否り方が尋常じゃなくて斯波さん可哀想になったw 惹かれたくないと思いつつも斯波さんの嵐のような情熱に引き込まれていく百合子でした。でも天海さんとキスしたってのは理由も釈然としないしモヤるな。外国じゃないんだし大正時代だし。天海さん側はああこの人はこういう人だなってわかるんだけど斯波は何故だって。斯波の過去を知ってからより斯波のことが愛おしく見えました。百合子に出会うことだけを頼りにしてゼロから努力を重ねてあんなに立派になって迎えにくるなんて、百合子惚れるしかない。斯波視点から見ても貧しくて人生に世界に絶望してた時に初めて優しさをくれた人を綺麗だって思うことは自然なことだと思う。百合子との出会いの地に行って流した涙も目覚めた百合子を見て安心した涙もどれもすごく綺麗で純粋でこっちまで涙が浮かんできました。それにしても真島と斯波は対になってるよね。真島は百合子の家を不幸にするために生きてきて斯波は百合子を幸せにするために生きてきて。真島あんな穏やかで優しげな性格だと思わなかったから最初この人本当に裏あるのか?と思いました。上海の阿片密売組織の頭とかやばそうだし百合子を連れ去ろうとした時に裏の顔がチラッと垣間見えたので真島の狂気も今後楽しみです。斯波と百合子は強気な発言をしつつもお互いいつまでも愛し合ってそうで幸せそうだなと。お似合いです。次は秀雄かな。藤田はめちゃくちゃ良い人で好きなんですが執事とお嬢様の距離感であってほしい、百合子と藤田の官能シーンは何だか見たくないwという気持ちもあります。お兄さまは今のところ苦手意識あり、フラフラしてて妹大切なら家のこともっと考えればええのにと色々現実的なことを考え何だか矛盾してる気がするし血が繋がってなくてもお母さまの病床時にあの態度は…と。真島はとっっても気になるが制限ガチガチだし。消去法で秀雄、ごめんね秀雄。あとはバッドいつ見るか。

バッド見ました。エゲツないし1つ終えるたびに「ふう」と息をつく感じ。《座敷牢の恋人》は百合子の入水自殺、それのせいで目が見えなくなった百合子を斯波は座敷牢に閉じ込め着飾り無理やり愛していく内に百合子の心も壊れてただ気持ちいいと感じるだけに…という斯波の純愛が歪んでしまって百合子に本当の意味で愛されることがなくで虚しかった。某吉原が舞台の乙女ゲームの同じく成金の人のBADENDを思い出しましたが過去の背景を考えると斯波がこうなってしまったのは余計に胸が痛い。《後悔》はタイトルの通り後悔しかないEND。今まで起きたこと全てを斯波のせいだと思い復讐するため酒に毒を盛り徐々に弱らせていく。死ぬ間際まで百合子に感謝と愛を伝える斯波。死後、そんな斯波の部屋から日記が見つかり読んでみると百合子との出会いや再会、嫌われてると知りもどかしく思ってる、彼女の周りに妙なことが起きていることなど真実を知り最後に白いハンカチが出てくる。百合子の周りで起きる珍妙な出来事は全て真島が仕組んでるのにぃと読み手としてはもどかしく悔しくなりました。なんか百合子より斯波に感情移入してる。《上海愛玩人形》はPCの乙女ゲームってこんなBADあるよな〜〜って感じです。三郎に攫われ交通事故に遭い目と耳が不自由になった百合子が顔も知らない誰かに匿われているEND。顔が隠されてましたがお察しですね。お見合い相手に送ってもらうか1人で帰るかでかなり意味のある選択肢になっていてこういう所はすごく好きでした。

 

尾崎秀雄

幼馴染から恋に変わる過程が見られました。秀雄のほうは百合子のことずっと好きだったっぽいけど、百合子はずっと秀雄のことを幼馴染としてみていて婚約者ができてから嫉妬のような感情を覚えこれが恋なんだと至った感じ。少し百合子側の好きの感情が急に思えてしまった気もします。あと秀雄さんとの事を致すシーン要らないと思ってしまったの私だけ?コンシューマーで中途半端じゃなくPCでガッツリ見ればそこに愛情表現などがあってまた違ってみえるのかな?蝶毒は結ばれてからの一悶着のほうが面白くて結ばれるまでは腰重くプレイして結ばれてから軽やかに進めてます。サスペンス要素は好きだな〜。恋愛要素が悪いとかじゃなく元々私はガッツリした恋愛要素はどちらかといえば好きじゃないのかもしれない(好みのキャラ除く)。また阿片王真島が出てきましたね。妄想ですが真島ルートだと主人公が阿片漬けになるENDあるのかな〜。同じく大正時代が舞台の某乙女ゲームのとあるBADENDにそういうのがあって好きだったので少し期待です。それにしても三郎気持ち悪いw 三郎の声優さんの演技すごいなって思います。よくあんなに気持ち悪くできるなって(褒め言葉)。颯爽と秀雄があのタイミングで助けるにくるのは少しご都合主義でしたねwBADは秀雄戦死endと秀雄は婚約者さんと百合子は斯波と結婚して1週間に一度密会するendがありました。

 

ノーマルルート(女探偵)

ノーマルルートはネタバレルートと聞いたのですがいても立ってもいられずやってしまいました。女探偵って鏡子様のことかと思ってましたが百合子が女探偵業を始めるんですね、意外。桔梗のことを鏡子に聞いたら日記に辿り着き、その日記には破られたページがありそれを探るべく母の昔を知る人に会いに行き母が別荘で子供を産んだこと、それが兄との子だったこと、その子は使用人夫婦に育てられたこと、その子の存在を知ったお父さまがその家に何かしら行ったことを聞かされます。そしてその子の年齢、事件に関わりがある近しい人物、直感で真島だと当たるわけです。真島と百合子は半分ですが血の繋がった兄妹。真島は真実を知ったことを察し百合子を殺そうとしますが堂々と真島に尋ねにくる百合子に殺せなくなり野宮家への復讐は終わり。百合子も悲惨な真島の境遇に恨み言も言えず。別れのシーンすごく切なかった。でもキスシーンは要らなかったw唐突だったしノーマルルートだし。それにしてもお父さまは何をやったんだ…。何故そこまでお母さまを愛してたんだろう。華族落ちしてバリバリ働く百合子ちゃん髪の毛モガにしてかっこよくなってた。そこに凝りもせずに求婚しにくる斯波さん尊い…。百合子が1番幸せになるのは斯波さんと一緒になることだと思うよ…(斯波推し)。

 

瑞人(お兄さま)

斯波ルートでお兄さまのこと苦手だと言ったのですがお兄さまにも抱えているものがあったのだなと思うと苦手意識はなくなりました。でもいくら血の繋がってないといってもずっと兄妹だった人たちが恋愛関係になっても私は萌えない…。地雷とか言うほど無理ではないのですが違和感が拭いきれないというか。まだ血の繋がりはありこそすれど、兄妹として生きてきてない真島のほうが萌えれそうです。多分お兄さまの優雅で風流な性格も萌えれない一旦なのかもしれませんが。それにしても百合子ちゃん、お兄さま受け入れるの早いな。そんなに早く兄弟愛から変化するもんなんかねと少し違和感。心の奥に根付いてたと言われても…って感じです。お兄さまの出生は野宮家の遠縁の白川伯爵が訪れたときに女中と無理やりして孕んでしまったという何ともドロドロしてますね。絵の道を閉ざされ義母からは冷たくあしらわれ父は実父ではないと知りヤケになった瑞人は女を感じたく優しさに浸りたく花街通いを始めるんです。その裏ではお父様が死んでからなのかその前なのかわかりませんが借金を少しでも無くすために身売りをしていたとか。全ては百合子を幸せにするために。他ルートでも百合子への恋心を抱えつつも結婚して幸せになっていくのを見送ってたと思うと泣けてきます。最後屋敷を燃やして百合子を攫おうとした真島。2人の関係を不潔といった心はやっぱり自分の両親の関係と重なったのかなとか思っちゃいます。でも兄妹じゃないと知りふっと肩の荷が下りたような顔になり炎の中へ消えていった…。真島が何を考えてるのかいまいちわからなくなりました。復讐したかったんじゃないの?真島ルート気になります。

BADが4種類あってお兄さまへの想いを断ち切って斯波と結婚し空虚な日々を送るEND、蔵の中で焼け死ぬEND、邸が火事になって逃げ遅れて薬を飲んで心中するEND、お兄さまとの関係が秀雄にバレたから口封じのために秀雄と3PするENDと盛りだくさんでした。火事になるEND2つは禁断の恋にはよくある散り際だと思います。秀雄とのENDは妖しすぎて官能ムンムンでお腹がいっぱいになりました…。

 

藤田均

いやー、藤田ルートも進まなかった時間かかった。結論的に言うとお兄さまよりは好きなルートだったのですがいかんせん4周目なので濃厚すぎてあっぷあっぷしてますw それにしても百合子ちゃんが子供みたいな癇癪をちょくちょく起こすのが気になってました。それと行くなと言われたところに行ったりと。まあそれで物語進んでるんですがなんかモヤる主人公だなって思います。藤田との恋愛…見たくない…状態で始めたのですが結構執事×お嬢様の関係性が長くてそこは楽しめました。藤田と関わり内面を知っていくうちに藤田に惹かれるのですが藤田は一線を置いて接してくるといった感じ。藤田は女中と付き合ってた時期もあったんですね…。なんか出会う前の過去の女系はまだイケる口なのですが百合子と出会ってから付き合ったってのがちょっとモヤるところ。まあその頃百合子に惚れてたとしても問題有りだと思いますが(ロリコン)。藤田って鉄面皮で冷静な印象だったけれどそれは自分を抑え込んだ結果だったわけで本質は性欲モリモリの肉食系だったんだな〜。まあああいうタイプって実は…ってことが多いからわかるっちゃわかるとすんなり受け入れられました。あと百合子に言葉責めされて嬉しいってM気質もあるんだね。百合子優位の生活が始まりそうです。BADは秘密倶楽部は兄と藤田が隠してた瑞人が身売りして金策をしてたという事実に裏切られたと思い自分から秘密倶楽部に身売りに行くEND。きっとPC版だったら百合子があんなことやこんなことされてたんだろうなと妄想が進みます。こういう主人公闇落ちENDが大好物なのでPC版で詳しい描写見たいなー。斯波の元に藤田を公娼として嫁ぐENDはエグいなーって思いました。ハッピーエンドと同じ流れで最終章のみ分岐なのにどこで道を踏み外してしまったのか…。百合子も狂ってるし藤田も壊れていて周りの使用人たちがドン引きするのもわかります。犬みたいに床に這いつくばって百合子の投げたマシュマロを食べる藤田…見たくなかった。やっぱり藤田には執事然としてほしい。そんな藤田が好きです。PC版はもっとエグいらしいですね(授乳プレイがあるとかないとか…)。こっちのENDはPC版では見たくないですw

 

真島芳樹

ついにきました真島ルート。サラッとHAPPYENDっぽい最終章秘めた想いルートをやりましたが他のルートより短めな印象。百合子が夜会で真島に告白することによりあの事件が起こらずお父さまが死なずにお母さまも病に侵されずに済みます。お父さまはどのルートもすぐ死ぬから三郎より印象が無かったのでやっと出てきたって感じです。真島に告白しますが拒否られるんですよね。百合子は身分差がとか思っていますが真島は実の兄妹同士というと自分の生みの親のことが過って頑なになったんでしょうね。それで百合子は家出をして偽名を使って女給のバイトを始めます。髪の毛バッサリ切って所謂モガにした百合子可愛すぎる。この作品ヒロイン萌えしないなって思ってたのですがモガ百合子を見て萌えが出てきました。女給やってる百合子が1番萌える(笑)結局は世間にバレて真島にもバレて連れ戻されるのですがそこで真島に必死に想いを告げて真島が折れるんですね。そこから両親に2人の仲を告げるときの真島がやばい。悪人の目をしてるw 昏い目をした真島、めっちゃ好きです。両親への許可を貰いにきたつもりなのに何か匂わせるような発言をする真島。真島の正体に気づいたお母さま。なんかいくら事情があるからといって実の母親に認知された途端に蒼い顔で震えられる真島は可哀想だなって思いました。秘めた想いENDでは裏稼業のことを告げずに表の顔のみ見せて百合子と幸せに暮らす真島。んんん、これって本当にHAPPYENDって言えるの?って釈然としない。表面のみ幸せならそれでいい感じがしてベストエンドに感じなかった。百合子と2人で子供を作らず過ごせばこの悪魔の血(実の兄妹で愛し合う血)が後世に残らないだろうと判断してのことみたい。勿論百合子のことも愛してます。それにしてもお父さま酷すぎる。激昂したり拳銃取り出したり真島ルートでようやく本性表してきたなと思いましたがまさか真島を切り殺そうとして育ての親が庇ったから滅多刺しにしたとは…。そりゃ真島は恨むよな。とりあえず真島と百合子が並ぶと美男美女で絵になるし髪色とか似てるから言われてみれば兄妹だなとわかりますね。特に真島のお顔がタイプすぎて(メンクイです)顔だけならダントツで真島が好きです。悪人ENDでは真島に連れてってと選択し、ともに上海に渡り真島に尽くしているうちに組織TOP2になってたという話。真島が好きで上海までついていったのに真島はあくまで妹として百合子を扱うという。悪い顔した真島のスチルは良かったのですがこれも真実は知れたものの愛は得られなかったという。真島ルートは真実と愛の両方を得られる真のハッピーエンドはないのか…。私的にどちらもハッピーともバッドとも言えない微妙な立ち位置のENDだなって思いました。

他2つのENDは女探偵ルートからの分岐っぽくておかしな姫さまは蔵で三郎に襲われたときに対抗したら刺し殺してしまい、それを真島とともに埋めて隠蔽。そうこうしてる内にお兄さまが死んだり藤田が失踪したりして壊れていった百合子は真島に言われるがままに身体を売って家を存続させるという。完全なるBADですね。真島がラストに泣きながら歪んだ笑顔で百合子抱きしめたのは百合子を大切な気持ちも残っているけれど復讐心が勝ってしまい後悔としてやったりな気持ちが混ざり合って複雑な心境だったのでしょうね。女郎蜘蛛ENDは蔵で三郎にレイプされてどん底にいた時に鏡子に手を差し伸べられ一緒にいる内に女として生きる意味を悟っていって鏡子化するEND。女郎蜘蛛のように男を食い尽くす百合子、何だか見てみたいw 鏡子夫人は叶姉妹みたいだなって思いました。

 

真島ENDを終えると終幕コマンドが出てきて大団円あるんだと思ったらまさかのギャグに走りまくってましたw 本編シリアスで重いから余計にギャップが。でもこの制作陣のちょっとした趣向、大好きです。終幕とその後に出てくるおまけで蝶毒の株が一気に上がりました(笑)本編の内容交えながらボケたりツッこんだり笑いました。入れ替わりも面白かったです。真島がツッコミなんだけど腹黒さが滲み出ていてこのおまけの真島が1番好きでした。ストーリーは斯波さんが1番好き。本編は昼ドラドロドロガチ恋愛ストーリーで笑いありな乙女ゲームが好きな私からしたらなかなか指が動かなかったのですが、終わりよければ全てよしですね。余談ですが私は声優さんの裏名義にほぼ無知でこのゲームも誰が出てるかわからないままやっていたのですが真島の声優さんが演技が好きな声優さんだったのでテンション上がりました!しかもこういう裏表ある難しい役でやっぱりお上手だなと感じられました。真島から大石さんを気になった方はレンドフルールという作品おすすめですよ。大石さんの演技が素晴らしくて2年以上前にやったのに今だに印象に残ってます。そちらは表名義でご出演されてますがお名前はマナー的に伏せておきますね。

今年の乙女ゲームは蝶毒までにしておこうかなと思います。やったとしても途中で積んでるソフトを進めるぐらいかな。以上です。